2009 年 12 月 17 日のアーカイブ

オーディオ

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オーディオ系の話も書いておかねば。
ここ半年くらい、すっかりはまっている。
オーディオの面白さは系統の何を変えても音が変わることと、自作ネタが
ふんだんにあるということなのだと思う。
入力側(DAC)から始まってプリアンプ、メインアンプ、スピーカーと出力系に
向かって自作/市販品をいろいろと試して来た。
私の性格もあって、いわゆるハイエンドオーディオな高価なものではなく、
各コンポーネントともに数万円のものをあれこれ試してみることになる。
これまでの結論では、当たり前ではあるが、一番音の違いを感じることができるのは
最後のスピーカーであることは再確認できた。が、アンプでも音は変わるし、
カプリングコンデンサでも変わる。微妙な差ではあるが。
ちなみに、まだ「電源ケーブル」「ルビジウム」系には手を染めていない。
これは老後の楽しみに取っておこう。

ちょっと前のSPシステム全景。
JBL の音を聴いてみたくなったので、ちょっと本流からは外れるが、A620 ベッキオ
をゲット(真ん中のブックシェルフ)。JBL 30 周年モデルとのことで期待したが
好みには合わなかった。確かに厚みというか暖かい音がするのだが、どうやら私は
クール系の方が好きなようだ。(写真は暖色系が好きなんだけどね)
その外側は今一番好みの Magnat Vintage 120。
6年くらい前に、2ch で絶賛されていたのを見て半信半疑で 44K で購入。
現在は ONKYO M-506R x 2 の bi-amp 接続で駆動している結果、非常に好みの
音で鳴っている。大編成クラシックにはちょっと難有りかもしれないが。
スペック上、ツイーターは 32KHz まで伸びている。このあたりが好みな
要因なのかもしれない。
一番外側は Vandersteen 1。国内ではあまりみかけないレアなスピーカーかも。
昔、オーディオユニオンお茶の水で音を聴いて、どうしても欲しくなって
US ebay.com で落札したもの。落札価格と国際送料がほぼ同額でくやしい思いをした。
このスピーカー見ての通り、特殊な外形で全面サランネットで覆われている。
さらに、このサランは底面で接着剤(モルトみたいな)で固定されているため
メンテナンスがかなり難しい。かなり古いスピーカーだが、音場は素晴らしい。
タイムドメインのはしりだと思う。

DSC04738.JPG

アンプ/CDP系の全景。
左側から上下の順に、SONY TA-F555ESXII, NEC A-10II, SONY SCD-XE600(改),
DENON DCD-1500AE, SONY TA-F555ESG, LUXMAN L-10, ONKYO M-506R,
Technics SE-A5, ONKYO M-506R, SONY TA-F555ESXII。
アンプ類はいずれも20〜30年前のビンテージものばかりだが、オークションでは
べらぼうに安い値段で取引されている。メーカーメンテナンスが終了している
関係もあるのだろう。が、私見では最近の10万円以下のアンプよりも良い音だと
思う。問題はいつ壊れても文句を言えないという点と、自分で修理するにしても
オリジナルパーツはかなり入手難であるという点。
しかも重い。だいたい、16Kg〜25Kgくらいだ。全体で 150Kg は確実に超えている。
ちょっと床が心配だ。
この中で M-506R は内部構造が非常に素直にできており、保守性が素晴らしく良い。
この点も気に入っている。逆は NEC A-10II だ。が、このアンプは濃密な音を
出してくれる。(本当に微妙な差なんだけどね)電源のコンセプトも気に入っている。
RESERVE II というネーミングなのだが、通常にブリッジ整流された脈流と
90度位相を変えた脈流を合わせることによって、脈流状態で、より DC に近い
電源を供給するというコンセプトだ。現代における、DC 給電に近いものを
感じるではないか。
スマートグリッドネタで家庭内 DC 給電が実現した暁には、ぜひ±40V くらいの
両電源を供給してほしい。メインアンプからトランスを追放できるのだから。


DSC04623.JPG

新潟精密の一粒玉、FN1242A を使ったDAC。お気に入り。
なぜこの会社が突然 DAC を作ったのか、なぜその直後に会社更生法手続きに
入ったのか、そしてなぜ今も供給が続いているのか、など、謎だらけの DAC だが
まあとにかく気に入っている。早く箱入れしてやらなければ。

DSC04624.JPG

Nelson Pass の、DIY Audio で紹介されていた、J-FET ソースフォロワー
一発のプリアンプというか、インピーダンスバッファ。B1 というコードだ。
最初はカプリング系に WIMA MKS を使って失敗(音が団子、ヌケ悪し)したが、
その後数々のコンデンサ遍歴を経て、WIMA MKC4 (ポリカーボネート)で
落ち着いた。この写真は試作一号機。完成形の二号機の写真は別途。
MKC4 1.0uF/63V は某所で@100円で入手できた。もう少し大量購入しておくべきか。
カプリングに使うとヌケ、粒立ちの良いコンデンサだと思う。

DSC04625.JPG

このスピーカーは一瞬だけうちにあった。
オークションで落としたものだが、片側のウーハーが焼き付いていた。即返品。
片側だけで聴いた印象では良かったので、いずれリベンジもあるかもしれない。
そういえばまだ返金してもらっていない気がする…

DSC04754.JPG

とりあえず、今回はここまで。

Magnat はかなり気に入ったので、年末休暇に向けて上位機種 Quantum 607 を
ドイツ ebay.de で落札、個人輸入代行で輸入中である。
なぜ ebay.de かと言うと、Magnat は現在ドイツ以外ではほとんど見かけることが
できないからだ。私見ではかなりコストパフォーマンスが高いと思うのだが
私の好みが特殊、ということだろうか。もちろん日本の代理店は今は(事実上)無い。

今回も商品代金と国際送料は半々くらいになる見込み。
が、いろいろと調べてみると海外のスピーカーを国内の代理店で購入すると
同じような値付けになっていることがわかったのでまあ、いいかと。
スピーカーを試聴無しに購入というのはかなりなリスクだがこれも一興。
さてさて、楽しみだ。

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